青空文庫

「菊月夜」の感想

菊月夜

きくづきよ

初出:「講談雑誌」博文館 、1944(昭和19)年10月号

書き出し

一「珍しい到来物があったのでね。茶を淹れてきましたよ」若いはしたに茶道具を持たせて、そういいながらはいって来た母親のようすを見たとき、信三郎はすぐになにかはなしが出るなと思った。珍しい菓子というのは砂糖漬けの杏子だった。「あなたがお帰りだというので、疋田さまから届けてくだすったんですよ、絢子どののお手作りだそうです、召上ってごらんなさい」「珍重なものでございますね」信三郎は、いわれるままに摘んでみ

2024/10/26

8eb05d040692さんの感想

面白かった。

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