青空文庫

「おごそかな渇き」の感想

おごそかな渇き

おごそかなかわき

初出:「朝日新聞日曜版」 1967(昭和42)年1月8日~2月26日

書き出し

祝宴「あのおたねの岩屋の泉は」と村長の島田幾造がいった、「千年か、もっとまえかに、弘法大師が錫杖でもって岩を突いて、水よ湧けといったそうだ、三度も錫杖を突いていったそうだが、水は一滴も湧き出なかった、——そのころこの村は水不足で、両方の村と水争いの絶え間がなかったそうだ、死人もずいぶん出たらしい、そこへ道元禅師が来て、数珠をひと揉みしたら、それだけで水が噴きだしたということだ」十月七日、この島田村

2022/08/02

ba5194e78df6さんの感想

厳しい展開に、心が、凍る

2022/03/01

0c2892c2e65fさんの感想

山本周五郎にしては珍しい戦後社会を背景にした作品。登場人物はいずれも日本の時代状況に対して違和感を覚えつつも何ともしようがないままである。執筆時期からみて最後の絶筆と思われる。それだからか伏線らしき設定はあれども更なる展開がなされなかったのであろう。完成して欲しかった。もったいないとしか言いようがない。

1 / 0