青空文庫

「火星の運河」の感想

火星の運河

かせいのうんが

初出:「新青年」博文館、1926(大正15)年4月

書き出し

又あすこへ来たなという、寒い様な魅力が私を戦かせた。にぶ色の暗が私の全世界を覆いつくしていた。恐らくは音も匂も、触覚さえもが私の身体から蒸発して了って、煉羊羹の濃かに澱んだ色彩ばかりが、私のまわりを包んでいた。頭の上には夕立雲の様に、まっくらに層をなした木の葉が、音もなく鎮り返って、そこからは巨大な黒褐色の樹幹が、滝をなして地上に降り注ぎ、観兵式の兵列の様に、目も遙に四方にうち続いて、末は奥知れぬ

2018/07/31

a02o12ad3suyさんの感想

一気に、吸い込まれるように、読了。デヴィッド・リンチの作風と相通ずるものがあるように感じられた。

2017/07/04

あゆみんさんの感想

楽しかった

2017/05/01

a02ef6390fdbさんの感想

ひょうげんの仕方がしつこいくらいにギザ

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