青空文庫

「「俳諧大要」解説」の感想

「俳諧大要」解説

「はいかいたいよう」かいせつ

初出:「俳諧大要」岩波文庫、岩波書店、1955(昭和30)年5月5日第1刷

書き出し

明治二十五年六月以来、新聞『日本』に掲げられた「獺祭書屋俳話」が、翌二十六年五月に至り「日本叢書」の一として日本新聞社から刊行された。これが子規居士の著書の世に現れた最初である。明治俳句の進歩の迹をたずねる者は、この一篇を振出しとする居士の俳論俳話を切離して考えるわけにいかない。従ってその分量も甚だ多く、『子規全集』〔改造社版〕の二巻を占めているが、ここには「俳諧大要」以後のものについて、長短五篇

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