青空文庫

「かろきねたみ」の感想

かろきねたみ

かろきねたみ

書き出し

女なればか力など望まで弱く美しく生れしまゝの男にてあれ甲斐なしや強げにものを言ふ眼より涙落つるも女なればか血の色の爪に浮くまで押へたる我が三味線の意地強き音前髪も帯の結びも低くしてゆふべの街をしのび来にけり天地を鳴らせど風のおほいなる空洞なる声淋しからずや朝寒の机のまへに開きたる新聞紙の香高き朝かな我が髪の元結ひもやゝゆるむらむ温き湯に身をひたす時かろきねたみ捨てむなど邪おもふ時に君いそ/\と来ぬ

2018/03/24

874bc215200aさんの感想

気性が強く情緒的な、良い女。 やわな現代女性にとって清々しい。

2016/11/01

76fb22cdfb0fさんの感想

女をこれほど凛烈に表現することは恩師、与謝野晶子に勝るとも劣らない。 語彙が豊かで美しい。

2016/09/22

まりりんもんろさんの感想

美しい文体に哀しみが滲んでさらに美しい 岡本太郎にみるように激しい個性の女性だったらしいが、この歌はなめらかで水中にただよう花のようだ

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