青空文庫

「編輯室より」の感想

編輯室より

へんしゅうしつより

(一九一四年一一月号)

(せんきゅうひゃくじゅうよねんじゅういちがつごう)

初出:「青鞜 第四巻第一〇号」1914(大正3)年11月号

書き出し

□永い間不如意な経済の遣繰りや方々の書店との交渉やそれからまだ外の細々した面倒な仕事と雑誌の編輯で疲れきつたらいてう氏は十月十二日に千葉県の御宿村へ行つた。後に残された私はそれ等の仕事をすつかりしなければならなかつた。二ヶ月位はどんな苦しいことでも忍ぶ義務があるとらいてう氏は十一日に私が社に行つたときに笑ひ笑ひ云つた。私も苦しむでも仕方がないと思つた。□けれども実際やらなければならないとなつて見る

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