青空文庫

「読者諸氏に」の感想

読者諸氏に

どくしゃしょしに

初出:「青鞜 第六巻第一号」1916(大正5)年1月号

書き出し

私は自分で編輯するこの雑誌を、出来る丈け、立派なものにしたいと思ひます。けれども如何に、私が自惚れて見ましても本当に貧弱な内容しか持つことが出来ません。私一個の微力では勿論どうしても読者諸氏を満足させるやうな大家の執筆を乞ふことは出来ません。目次にならんだ人達はまだ世間の表に立つてゐない人の方が多数を占めて居ます。私は毎号々々かうして貧弱だとかつまらないとか云ふ非難を耳にしながらも何時もねうちのな

2021/09/22

decc031a3fabさんの感想

言いたいこと、やりたいことを持ち寄って、発表できる場を設けるというのは、文学や文芸に関わる人にとっての夢なのかもしれない。一回限りのお祭りではなく、継続させようとするのは色んな大変な困難があるだろう。でも何か爪痕でも残せたのなら、それこそが将来への希望になるからな。

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