青空文庫

「門」の感想

もん

初出:「朝日新聞」1910(明治43)年3月1日~6月12日

夏目漱石741

書き出し

一宗助は先刻から縁側へ坐蒲團を持ち出して日當りの好ささうな所へ氣樂に胡坐をかいて見たが、やがて手に持つてゐる雜誌を放り出すと共に、ごろりと横になつた。秋日和と名のつく程の上天氣なので、徃來を行く人の下駄の響が、靜かな町丈に、朗らかに聞えて來る。肱枕をして軒から上を見上ると、奇麗な空が一面に蒼く澄んでゐる。其空が自分の寐てゐる縁側の窮屈な寸法に較べ

2022/07/17

899c0d815c8cさんの感想

 宗助とお米、この仲睦まじい二人の出会いがもう少し早かったら…。二人の前途に幸多きことを祈るばかりです。  坂井さんとの出会いは、天から許しを得た証ではないでしょうか。

1 / 0