青空文庫

「盲目物語」の感想

盲目物語

もうもくものがたり

初出:「中央公論」1931(昭和6)年9月

書き出し

わたくし生国は近江のくに長浜在でござりまして、たんじょうは天文にじゅう一ねん、みずのえねのとしでござりますから、当年は幾つになりまするやら。左様、左様、六十五さい、いえ、六さい、に相成りましょうか。左様でござります、両眼をうしないましたのは四つのときと申すことでござります。はじめは物のかたちなどほの/″\見えておりまして、おうみの湖の水の色が晴れた日などにひとみに明う映りましたのを今に覚えておりま

2025/08/13

艚埜臚羇1941さんの感想

  表題 それ 自体が いまでは 通用 しない 表記である。表現 そのものに 工夫を 凝らし 新機軸を 意図した ようにも 見れる けど 差別の 墓標と 言うべきかと 思わざるを 得ないと 感じられた。

2019/10/06

19双之川喜41さんの感想

 谷崎は この物語を きっかけに 春琴抄を ものにしたような気がしてならない。 四つのときからの 盲目を表すために 仮名書きにしたり 有名な歴史的な 出来事の 目撃者にしたてたりするのは 精粗のバランスを 欠いているように 感じた。

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