青空文庫

「魔の退屈」の感想

魔の退屈

まのたいくつ

初出:「太平 第二巻第一〇号」時事通信社、1946(昭和21)年10月1日

坂口安吾30

書き出し

戦争中、私ぐらいだらしのない男はめったになかったと思う。今度はくるか、今度は、と赤い紙キレを覚悟していたが、とうとうそれも来ず、徴用令も出頭命令というのはきたけれども、二、三たずねられただけで、外の人達に比べると驚くほどあっさりと、おまけに「どうも御苦労様でした」と馬鹿丁寧に送りだされて終りであった。私は戦争中は天命にまかせて何でも勝手にしろ、俺は知らんという主義であったから、徴用出頭命令という時

2025/07/21

艚埜臚羇1941さんの感想

  荒正人 平野謙は 小説の なかの 人物に 良く 似ている という。小説を 読みすぎる 連中である。坂口は 戦後の 退屈の 集大成として 二十枚位の 黄河の 脚本を 書き上げたと 自嘲する。仕込みとして 読んだ 黄河の 関係書は 数十册に のぼるという。本当のところ 退屈は していなかった のでは なかろうか。 

2015/07/23

7f4a0e1743b9さんの感想

戦中戦後人の荒廃して行く姿が感じられました。

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