青空文庫

「黄色い日日」の感想

黄色い日日

きいろいひび

初出:「新潮」新潮社、1949(昭和24)年5月

梅崎春生64

書き出し

垣根の破れたところから、大きな茶のぶち犬が彼の庭に這入ってきた。お隣の発田の飼犬である。なにか考えこんでいる風に首を垂れ、彼が大切にしている牡丹のところへふらふらとあるいてきたが、その根の辺をくんくん嗅ぎながら二三度廻り、また何となく縁側の方に近づいてきた。どこかで転んだと見え、脇腹に濡れた枯葉を二三枚貼りつけている。縁の前にはバケツをさかさに伏せ、その上に彼の古靴が乾してある。そこで立ち止ると、

2021/01/28

19双之川喜41さんの感想

 黄疸なので すべて黄色く 見えてしまう。 主な 友人は 編集者 犯罪者 隣人である。 闘鶏に負けて 盲目となった軍鶏の 描写に 凄味がある。 精神病院の ルポの記事は 趣向があり かつ旨みがあると感じた。 最後の数行は 難解で 未だに 考えこむ。

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