たたろうのざっき
初出:「民藝 第八十四号」1959(昭和34)年12月
書き出し
多々良(たたろう)のことを私が初めて耳にしたのは、昭和二十年頃、黒牟田の窯を訪ねた時、その村の円楽寺で一個の植木鉢を見たその時でした。それは張付紋の品で大変心を惹いたので、黒牟田のものかと尋ねましたら、多々良窯のものだという返事を受けました。そうして多々良はここから一里ほど奥にある窯だという話でした。残念にもその折はもう夕方で、多々良まで足をのばす事は出来ませんでした。爾来多々良のことをもっと知り…
うさぎ御前さんの感想
実物を見てみたくなった。