青空文庫

「天才兄妹」の感想

天才兄妹

てんさいけいまい

初出:「少女倶楽部」1928(昭和3)年11月

野村胡堂26

書き出し

一「お嬢さん、あなたはヴァイオリンをひきますか」隣席の西洋人は、かなり上手な日本語で、斯う信子に話しかけました。「ハ、イーエ、私のでは御座いません、これは兄ので——」信子は少しドギマギしながら、ヴァイオリンの革箱を椅子の上に置いて、心持顔を赧らめました。身体も大きく、心持も大人びて居りますが、信子はまだほんの十六になったばかり、可愛らしい円顔にお河童で、碧色の勝った、更紗ボイルの洋服も、又なくハイ

2016/01/04

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