青空文庫

「改めて民藝について」の感想

改めて民藝について

あらためてみんげいについて

初出:「民藝」1958(昭和33)年8月号

宗悦11

書き出し

民藝という言葉は、仮に設けた言葉に過ぎない。お互に言葉の魔力に囚われてはならぬ。特に民藝協会の同人は、この言葉に躓いては相すまぬ。この言葉によって一派を興した事にはなるが、これに縛られては自由を失う。もともと見方の自由さが、民藝の美を認めさせた力ではないか。その自由を失っては、民藝さえ見失うに至るであろう。お互に充分警戒してよい。道元禅師は、日本曹洞宗の祖といわれるが、曹洞宗という言葉はおろか、禅

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