青空文庫

「『グリム童話集』序」の感想

『グリム童話集』序

『ぐりむどうわしゅう』じょ

金田鬼一11

書き出し

『グリム童話』は児童の世界の聖典である。『グリム童話』は「久遠の若さ」に生きる人間の心の糧である。『グリム童話集』を移植するのは、わが国民に世界最良書の一つを提供することである。グリムの「児童および家庭お伽噺」は、いずれ劣らぬ二人兄弟のドイツの大学者、ヤーコップ・ルードヴィヒ・グリム(一七八五—一八六三年)とウィルヘルム・カール・グリム(一七八六—一八五九年)とが、「ドイツのもの」に対する徹底的の

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