青空文庫

「日本名婦伝」の感想

日本名婦伝

にほんめいふでん

細川ガラシヤ夫人

ほそかわガラシヤふじん

初出:「主婦之友」昭和15年7月号

吉川英治36

書き出し

一暁からの本能寺の煙が、まだ太陽の面に墨を流しているうちに、凶乱の張本人、光秀の名と、信長の死は、極度な人心の愕きに作用されて、かなり遠方まで、国々の耳をつらぬいて行った。わけても、勝龍寺の城などは、事変の中心地から、馬なら一鞭で来られる山城国乙訓郡にあるので、桂川の水が、白々と朝を描き出した頃には、もう悍馬を城門に捨てた早打ちの者が、「たいへんだっ」と、人の顔を見るなり誰にでも呶鳴って、やがて転

2018/01/25

5173c54655b2さんの感想

吉川英治先生は、何故か敷居が高く、本を手に取る機会もなかったので、日本名婦伝は青空文庫で初めて知じました。細川ガラシャ夫人は、なんとなくこんな人だな、と知ってはいましたが、吉川先生が書かれる文章はとても凄くてガラシャ夫人のそばにいて、間近に触れたような気がします。 細川忠興が、教会に行き、子供たちに菓子を与える場面は、本当にガラシャ夫人を愛したのだなぁという心が忍ばれるラストシーンでした。

2015/04/08

b86b7f708c75さんの感想

信仰は弱い者を強くする。

2015/04/06

とよとしさんの感想

短い小説の中でうまくまとめている。ガラシャの美しい容姿と心が読みとれた。ガラシャの人生を短時間で楽しんだ 。まさに名婦人伝である。

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