びんぼうなしょうねんのはなし
初出:「おぢいさんのランプ」有光社、1942(昭和17)年10月10日
書き出し
一六年生の加藤大作君が、人通りのない道を歩いてくると、キャラメルの箱が一つ落ちていた。「あれ、キャラメ……」大作君はかがんでそれをひろおうとした。しかし急にある考えがうかんで、ひろうのをやめた。人に空箱をひろわせてはずかしい思いをさせようという、だれかの意地わるないたずらかも知れない。どこかにかくれてみていて、それを大作君がひろうととたんに「わアい、いいものひろったなア。」とひやかすつもりかも知れ…
8eb05d040692さんの感想
少年の心の成長。