青空文庫

「銭形平次捕物控」の感想

銭形平次捕物控

ぜにがたへいじとりものひかえ

005 幽霊にされた女

005 ゆうれいにされたおんな

初出:「オール讀物」文藝春秋社、1931(昭和6)年8月号

野村胡堂34

書き出し

一「親分、聞きなすったか」「何だ、騒々しい」銭形平次の家へ飛込んで来た子分のガラッ八は、芥子玉絞りの手拭を鷲掴みに月代から鼻の頭へかけて滴る汗を拭いております。「大変な事がありますぜ」「また、清姫が安珍を追っかけて、日高川で蛇になった——てな話だろう」「冗談じゃねえ、今日のはもっとイキのいい話だ。何しろ、仏様のねえお葬いを出したのはお江戸開府以来だろうって評判ですぜ」「何?仏様のねえ葬い、——どこ

2019/11/26

gnosaさんの感想

怪奇趣味満点の一作。平次の活劇もあり。

1 / 0