青空文庫

「吾妻橋」の感想

吾妻橋

あづまばし

初出:「中央公論 第六十九年第三号」中央公論社、1954(昭和29)年3月1日

永井荷風33

書き出し

一毎夜吾妻橋の橋だもとに佇立み、徃来の人の袖を引いて遊びを勧める闇の女は、梅雨もあけて、あたりがいよ/\夏らしくなるにつれて、次第に多くなり、今ではどうやら十人近くにもなつてゐるらしい。女達は毎夜のことなので、互にその名もその年齢もその住む処も知り合つてゐる。一同から道ちやんとか道子さんとか呼ばれてゐる円顔の目のぱつちりした中肉中丈の女がある。去年の夏頃から此の稼場に姿を見せ初め、川風

2024/02/01

鍋焼きうどんさんの感想

不幸な身の上で、家族をすべて失い、街娼として生活を送る女の父母への敬愛。

2023/12/05

19双之川喜41さんの感想

 道子は 吾妻橋辺りで 街娼を 夜な夜な 営業中で 親の墓石を 建てるために 寺や 墓石屋との 打ち合わせのため 橋に 立つのを 休んだ日に 一斉に取締があり 街娼が 数人 ひきたてられたけど 言うまでもなく 捕まらなかった。これも 親孝行の 功徳かもしれないという 心は たいして 暖まらない 下らない 話しである。

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