青空文庫

「奇談クラブ〔戦後版〕」の感想

奇談クラブ〔戦後版〕

きだんクラブ〔せんごばん〕

12 乞食志願

12 こじきしがん

初出:「月刊読売」1947(昭和22)年9月

野村胡堂29

書き出し

プロローグ「徳川時代の大名生活のただれ切った馬鹿馬鹿しさは話しても話しても話し切れませんが、私にもその一つ、取って置きの面白い話があるのです」話し手の宇佐美金太郎は、こんな調子で始めました。飴の中から飛出したような愉快な江戸っ子で、大柄の縞の背広は着ておりますが、その上から白木綿の三尺を締めて、背広に弥蔵でもこさえたい人柄です。「私の話は、大名が乞食になった話で、こいつは、唯でお聴かせするのが勿体

2019/06/07

ハルチロさんの感想

歴史的背景や身分制度をよく理解されている方にとっては、本作品は、正しく“奇談”と断じられることと思います。愚生がごとき俗物には、本作品を“奇談”と言うよりは、現代風時代劇の脚本の如く感じて読了してしまいました(だから“奇談”なのであろう)。しかし、本作品登場のヒロインのような方が、もし、居たならば、是非お付き合いしたいものです。

2015/12/31

奥津棄戸明さんの感想

この作家の話は、武家社会の馬鹿馬鹿しさを語った話が多いな

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