青空文庫

「奇談クラブ〔戦後版〕」の感想

奇談クラブ〔戦後版〕

きだんクラブ〔せんごばん〕

02 左京の恋

02 さきょうのこい

初出:「月刊読売」1947(昭和22)年1月

野村胡堂30

書き出し

プロローグ奇談クラブの席上、その晩の話し手天野久左衛門は、こんな調子で始めました。「これは実に今日の常識や道徳から見れば不可思議極まる事件だが、芸術至上主義に対する、一つの反逆でもあると思います。筋にはなんの誇張もなく、全く切れば血の出るような本当の話ですが、この話の中から、興味以上のものを汲みとって下されば、私の満足はこの上もありません」そういい乍ら、天野久左衛門は、五本の指を櫛にして、乱れかか

2019/05/28

ハルチロさんの感想

浄瑠璃を見るかのごとき話の展開が面白い作品です。今風に言えば、芸能ゴシップ記事の「愛憎編」と言ったような話が展開されています。結末も想定内と言える作品ですが、人の情念の恐ろしさも感じられる作品です。

2015/12/16

b6226aa70d42さんの感想

胡堂版地獄変

2015/04/01

葡萄さんの感想

多与里に救済がなく、不憫で後味が悪い。

2015/03/16

b86b7f708c75さんの感想

芸術家とはなんたる因果な職業だと思いました。例え子浪と結婚していても小浪に殺されるかもしれません。女の扱い方を芸術的にはできていても実生活ではなんも理解していないということでしょう。

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