きんだんのししん
初出:「講談倶楽部」1929(昭和4)年9月
書き出し
「旦那様、これは又大した古疵で御座いますが、——さぞ、お若い時分の、勇ましい思い出でも御座いましょう」「いや、そう言われると恥かしい、後ろ傷をと言うわけでは無いが、相手の刃物が伸びて、腰車を妙に背後へかけて斬られて居るから、人様の前でうっかり肌を脱ぐと、飛んだ変な目で見られることがある——」本所割下水に住んで居る、浪人者の原口作左衛門、フト呼び入れた年若い按摩に、腰骨へ斜に残った古疵を見付けられて…
阿波のケンさん36さんの感想
遠山の金さんの人情裁きのお話。按摩師がふとした事から親の仇に遭遇、そして針で仇を打つ…。