青空文庫

「ゆく雲」の感想

ゆく雲

ゆくくも

初出:「太陽」1895(明治28)年5月号

樋口一葉28

書き出し

上酒折の宮、山梨の岡、塩山、裂石、さし手の名も都人の耳に聞きなれぬは、小仏ささ子の難処を越して猿橋のながれに眩めき、鶴瀬、駒飼見るほどの里もなきに、勝沼の町とても東京にての場末ぞかし、甲府はさすがに大厦高楼、躑躅が崎の城跡など見る処のありとは言へど、汽車の便りよき頃にならば知らず、こと更の馬車腕車に一昼夜をゆられて、いざ恵林寺の桜見にといふ人はあるまじ、故郷なればこそ年々の夏休みにも、人は箱根伊香

2025/07/17

艚埜臚羇1941さんの感想

  雲の 行方知れず みのまわりの 気掛かりなことを 繰り出しており 悩み事を 抱えるは 幸せの 内の 一つかもしれないと 読み手に 思わせたりする。 雰囲気が 漂う 文章では ないけど 地名が かなり 列記 されており 少し おもしろい かもしれないと 感じた。

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