にごりえ
初出:「文芸倶楽部」1895(明治28)年9月号
書き出し
一おい木村さん信さん寄つてお出よ、お寄りといつたら寄つても宜いではないか、又素通りで二葉やへ行く気だらう、押かけて行つて引ずつて来るからさう思ひな、ほんとにお湯なら帰りにきつとよつておくれよ、嘘つ吐きだから何を言ふか知れやしないと店先に立つて馴染らしき突かけ下駄の男をとらへて小言をいふやうな物の言ひぶり、腹も立たずか言訳しながら後刻に後刻にと行過るあとを、一寸舌打しながら見送つて後にも無いもんだ来…
b9ef941530ccさんの感想
樋口一葉のにごりえは、ござんず、ござんすの江戸弁口語調だが、古文まじるでもある。近代文学とは言えなくもないが、やはり、意味がわからない。