青空文庫

「本所松坂町」の感想

本所松坂町

ほんじょまつざかちょう

尾崎士郎73

書き出し

吉良の殿様よい殿様赤いお馬の見廻りも浪士にうたれてそれからは仕様がないではないかいな、——巷間に流布されている俗謡は吉良郷民の心理を諷したものであろう。まったく仕様がない。メイファーズである。人間万事塞翁が馬、——何が起るか見当もつかないところに人間の宿命があるのであろう。終りよければすべてよしというのはシェークスピアの戯曲であるが、家庭を愛し、隣人に慕われ、善行という善行のかぎりをつくし、人生の

2024/04/16

19双之川喜41さんの感想

 尾崎は 吉良の殿様の肩を 持つ。作者は 同郷のよしみで 殿様は そんなに 悪い人では 無いと 強弁を 繰り出す。大体 歴史は 多く 偽書に 基づいて でっちあげられるので 本当か どうかは わかりにくい。話半分で 聞き流し 小説だって 本当のことばかりでは 誰も 読む気がしない だろうから 嘘で固めて 渡世の糧と するのは 常套手段なのである。お前が 云うかの 典型かもしれない。

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