青空文庫

「深夜の峠にて」の感想

深夜の峠にて

しんやのとうげにて

書き出し

峠の頂上を過ぎると私は十歩も歩まぬうちに、いきなり蹲み込んでしまつた。木の葉が偶にそよいでゐる。土は湿つてゐて、腰を下ろすことは出来ない。一寸横に寄つて径傍の草を撫でてみたが、それもビシヨ/\だ。新聞紙も何もないので私は遂に諦めて蹲むだけに満足する。四里の道を歩いたこととて、足は脹れぼツたい。私は茲で何も作文の稽古をしようとは思はない。こまごまと情景を描いたりして諸君を退屈させようとは思はない。然

2026/02/10

df28d9bd800fさんの感想

書かないことを伝えたのね

2016/05/08

c701ca58f10fさんの感想

今峠にいる、今のこの作者の気持ちを、この感じを、読者に伝えることができないのは、記述が愚劣だからなのだが、その記述の愚劣さに対して人類は無頓着すぎる。記述と人類、両方に対して、作者は不満と孤独を感じている。

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