たんけんじっき ちちゅうのひみつ
03 嶺の千鳥窪
03 みねのちどりくぼ
書き出し
——雪ヶ谷の道路——金槌で往來を擲く——嶺千鳥窪發掘歴史——土瓶の續出——露西亞式の發掘——棄權の跡——土瓶の仇討——都々逸の功徳——異臭紛々——内部に把手の有る破片——嶺の發掘を語る前に、如何しても故飯田東皐君との關係を語らねばならぬ。三十六年の夏、水谷氏が内の望蜀生と共に採集に出かけて、雪ヶ谷の圓長寺の裏の往還を掘つて居た。道路が遺跡に當るので、それをコツ/\掘りかへして居たのだ。其所へ來合せ…