青空文庫

「少女時代」の感想

少女時代

しょうじょじだい

片岡義男209

書き出し

たしかに一度だけ咲いた「アイロンをかけてたとき、思いついたの。霧も素敵だなと、私は思いました」リカが言った。「霧もいいですね」ハチミがなかば叫んだ。人の意見に賛成するとき、いつも彼女はなかば叫ぶ。彼女の名は初美という。はつみ、と読む。しかし、クラスの仲の良い仲間たちは誰もが、彼女をハチミと呼んでいた。「でも」ナナエがハチミとリカのふたりに言った。「小さな霧吹きで、しゅっしゅっと、二度や三度吹いたく

2021/01/04

19双之川喜41さんの感想

 多感な少女期の 屈折した 心持ちが  なんとなく 思い当たるような  想像できるような  筆致で 描かれている。 著者の 太っ腹に  感謝します。

2018/01/10

芦屋のまーちゃんさんの感想

いきなり,死がテーマとなってしまった 女子中学生あたりが考えるネタとしては哲学的でもあるが幼稚でもある 集団自殺願望はもっと暗い わかるんだけど、ちょっと無理があるかナ 次の作品に期待

2017/11/27

花筏さんの感想

私もずっと早く死にたいと思っている 小学校のときくらいからずっと、高校生くらいまでの間には私はこの世からいなくなる、と根拠のない自信があったのに、未だ生きながらえてしまっている きっとこの少女たちも、死にたい、早くお墓に入りたい、と思いつつほとんどが実現しないまま生きていくのだろうと思う この時期の少女の考え事なんて、どれだけ時間をかけてもどうせ答えなんて出ないし、自分なりの答えに辿り着いても、それはひどく浅はかだ

1 / 0