青空文庫

「幸福を」の感想

幸福を

こうふくを

初出:「旭川新聞」1923(大正12)年6月25日

書き出し

おお我胸の苦しさよ幸福は失われたおおそうだ、幸福は輝き渡るかなたの山より朝日の出づると共に潮のように寄せて来た然し幸福は私の手元にいる事を拒んだ、又引潮のように夕べには次第々々に失われていった私は考えている失われた幸福の私を避けた理由を私は青ざめている不幸にみいられて苦しい事もかなしい事もみんな私をなやませて一息の安らかな呼吸さいあたえられない故に私は自分自身で幸福に強い鞭をあたえた幸福よ、私のた

1 / 0