青空文庫

「あはれ今」の感想

あはれ今

あわれいま

初出:「家庭文芸 創刊号」1907(明治40)年1月

上田1

書き出し

あはれ、今、「愛」の路行く君たちよ、止りても見よ、世の中に、われのに似たる悲をする人ありや。願はくば、わが言ふところ、聞き終り、さもこそと、憐み給へ、われこそは憂愁の宿なれ、戸なれ。功績のたえて空しきわれなるに、「愛」は情のいと深く、心樂しきうまし世にわれを据ゑ置き、人皆のうらやみ草とし給ふに、脊向にて囁く聲す、『この若人の、いかなれば、かくも榮ゆる』あな、氣疎しや、勢はすべて痿えけり、諸の「愛」

2016/08/02

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