まひるのおばけ
初出:「お話の木」1937(昭和12)年8月
書き出し
上光一は、かぶとむしを捕ろうと思って、長いさおを持って、神社の境内にある、かしわの木の下へいってみました。けれど、もうだれか捕ってしまったのか、それとも、どこへか飛んでいっていないのか、ただ大きなすずめばちだけが二、三びき前後を警戒しながら、幹から流れ出る汁へ止まろうとしていました。しかたなく、鳥居のところまでもどってきて、ぼんやりとして立っていると、せみの声がうるさいほど、雨の降るように頭の上か…
19双之川喜41さんの感想
原っぱで 見つけてしまった 海老 なくオタマジャクシの話しは なかなか 人に信じてもらえない。 光一は むきになればなるほど 真に受けてもらえないことが 世の中には あることを 知り始めた。