はなのさくまえ
初出:「お話の木」1937(昭和12)年5月
書き出し
一赤い牛乳屋の車が、ガラ、ガラと家の前を走っていきました。幸吉は、春の日の光を浴びた、その鮮やかな赤い色が、いま塗りたてたばかりのような気がしました。それから、もう一つ気のついたことは、この車がいってしまってからまもなく、カチ、カチという拍子木の音がきこえたことです。昨日もそうであったし、一昨日もそうであったような気がするのです。「不思議だなあ、牛乳屋の車と、紙芝居のおじさんと、どうして、いつもい…
19双之川喜41さんの感想
紙芝居屋の下請けは 棒切れで 地面に線を引き 此処から 出ちゃ駄目と 言うだけである。 水飴が 貰えるわけではないけど いそいそと やったもんだ。 未明には 珍しく 猫▫犬▫夢▫田舎と 次々繰り出す。