くすりうりのしょうねん
書き出し
荷物を背中に負って、薬売りの少年は、今日も知らぬ他国の道を歩いていました。北の町から出た行商群の一人であったのです。霜解けのした道は、ぬかるみのところもあるが、もう日の光に乾いて、陽炎の上っているところもありました。村はずれに土手があって、大きな木が立っていました。かさのように枝を空へ拡げていました。「なんの木だろうな。」少年は、よくこうした景色を見るのです。ゆくところ、どこにも同じような村があり…
058e7acad477さんの感想
時間の無駄
夕海子さんの感想
懐かしくて暖かい景色と人の話。