青空文庫

「狐」の感想

きつね

初出:「中学世界」1909(明治42)年1月1日

永井荷風32

書き出し

一小庭を走る落葉の響、障子をゆする風の音。私は冬の書斎の午過ぎ。幾年か昔に恋人とわかれた秋の野の夕暮を思出すような薄暗い光の窓に、ひとり淋しく火鉢にもたれてツルゲネーフの伝記を読んでいた。ツルゲネーフはまだ物心もつかぬ子供の時分に、樹木のおそろしく生茂った父が屋敷の庭をさまよって、或る夏の夕方に、雑草の多い古池のほとりで、蛇と蛙の痛しく噛み合っている有様を見て、善悪の判断さえつかない幼心に、早くも

2017/06/09

らいおん丸さんの感想

キツネが可哀想で読んでいられない。。。 神とは何か。生きるものはすべて平等なのか?そんなことを考える。

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