青空文庫

「七月の水玉」の感想

七月の水玉

しちがつのみずたま

片岡義男281

書き出し

彼女が謎だった夏1教授の研究室のドアは開いていた。立ちどまった彼は教授の名を呼んだ。部屋のなかからいつもとおなじおおまかな返事があった。彼は研究室に入った。いくつもの本棚や書類キャビネットで部屋の壁はすべてふさがれ、残ったスペースのいっぽうに教授のデスクがあり、もういっぽうには三つ揃った肘かけ椅子が配置してあった。教授はそのひとつにすわり、その隣の椅子には長身にスーツ姿の年配の男性がいた。「ああ、

2017/12/23

ec538f32331eさんの感想

年上の美女と芸術家タイプの男の会話が軽快で、さりげなく、高度成長期の昭和の躍動がバックグラウンドとして感じられる。素敵な恋の物語。但し、親友の母親はどうかと思うが。家の間取りの描写に何時もながら想像心を掻き立てられる。片岡さんの作品に似合う 音楽は、スタン ゲッツのジヤズサンバとかジョビンのボサノバ。

2017/12/08

花筏さんの感想

あとがきにもあるが、それぞれの話に全て「家」が細かく描写されている 色々な恋愛模様が読めて良い

1 / 0