青空文庫

「土の上で」の感想

土の上で

つちのうえで

――私が私自身に言う言葉――

――わたしがわたしじしんにいうことば――

初出:「旭川新聞」1924(大正13)年6月16日

書き出し

おまえはまだ立っているか力強く立っていようとするか風は吹いても地はゆらいでもおまえはまだ立っていようと願いるか*久し振りで地に親しむ事の出来た土へのおまえの愛はまことに美しいものだけれども今はおまえの執着はおそろしいものだ*あくまで地に立っている事はあくまで反逆の意味がふくまれている、真実に地を愛し慕うならばおまえは立つ事をやめねばならないおとなしく大地のふところに横たわらなければならない*立つ事

1 / 0