青空文庫

「夫婦善哉」の感想

夫婦善哉

めおとぜんざい

初出:「海風」1940(昭和15)年4月

下町風土家族不和貧困叙情的憂鬱

書き出し

年中借金取が出はいりした。節季はむろんまるで毎日のことで、醤油屋、油屋、八百屋、鰯屋、乾物屋、炭屋、米屋、家主その他、いずれも厳しい催促だった。路地の入り口で牛蒡、蓮根、芋、三ツ葉、蒟蒻、紅生姜、鯣、鰯など一銭天婦羅を揚げて商っている種吉は借金取の姿が見えると、下向いてにわかに饂飩粉をこねる真似した。近所の小供たちも、「おっさん、はよ牛蒡揚げてんかいナ」と待てしばしがなく、「よっしゃ、今揚げたアる

2020/11/07

19双之川喜41さんの感想

 イメージが 先行してたので 読むことは なかった。 善哉を 一人前二杯で 提供しているとは しらなかった。 浄瑠璃の 知識がないので 読みは 浅いけど テンポが良くて 楽しめる。

2020/05/13

7a44b05159dfさんの感想

肝っ玉というか、腰の据わった人やなあ蝶子と感心しつつ読み進めた。 無心に浪費癖持ちと来る柳吉は正直関わりたくない人種なのに、なぜか嫌いになりきれない匙加減で描写されていたと感じた。 人情味溢れるええ話やなあと思う。 蝶子の両親がまたええ味出してる。

2018/10/06

いちにいさんの感想

夫婦とは何か?を考えさせる物語だ‼️放蕩の限りを尽くす夫を何故妻が見捨てないのかが理解できない。愛の力?なのか⁉️しかも、妻子ある年下男の後妻に入ろうとする感覚が恐ろしい。 めおとぜんざい、も最後の最後でやっと登場する。最初に食べていればそんな波瀾万丈の人生を送らなくて済んだのではないかとも思った。

2017/09/20

02315e237b7eさんの感想

人を、愛するのは、信仰に近いらしい。蝶子はんにとっての柳吉は、イワシの頭やったんかなぁ。

2017/04/19

6d72ed2e340aさんの感想

柳吉がゴミ人間で自分と重なった。 基本的に視点は蝶子寄りなので、他者から見てやっぱり人間のゴミだと思った。 けれど最後は下手くそだった浄瑠璃が上達したのか二等をもらっていて、その景品?の座布団を蝶子にあげたらしくそこで少し蝶子が救われたと感じた。

2017/03/21

2516d25e1c42さんの感想

とある男女の山あり谷ありお話。 どうしようもないダメ男に引っかかる女ってこんな感じなのか…という印象。 全体的に「こ、こいつ…どうしようもねぇ!!」と思うんだけども、著者の軽快な言葉遣いで何となくコメディを見てる様な気分にさせてくれるお話です。

2017/01/23

b9ef941530ccさんの感想

織田作之助の夫婦善哉は、柳吉と蝶子の夫婦連れの話。芸者遊び好きな柳吉は散財してばかり、それを蝶子は容赦なく折檻する。終わりは二人で千日前の法善寺横丁の夫婦ぜんざいでぜんざいを食べる。夫婦二人で食べれるように二つずつお碗がでてくる。天牛書店の二階で浄瑠璃の大会で蝶子の三味線で「太十たいじゅう」を唄って、2等賞をとった。夫婦善哉は、どんなに夫婦割れても、裏切られても、お互い信頼して暮らす夫婦の話。めおとぜんざいは二人で食べるぜんざいと夫婦二人を掛けた名称か。

2017/01/20

ed56b5f7d245さんの感想

最後はどうなるんだろう…と蝶子に同情しつつ読み進めましたが、夫婦ってこんな感じかなってホッとしたような切ないような気持ちになりました。

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