ねがい
書き出し
あなたの白い手冷くならんだ五指の甲でこの頬が打たれたい落葉に敲かれるシルクハツトは悲しげである凛乎と美しい反りで悲しげである一座の花形美少女の平手に敲かれる道化役の頬より悲しげであるキヤフエの紳士白皮の手套に敲かれる酔漢の頬より悲しげであるねがひは降りしきる落葉素裸に立つ僕のからだは悲しげである底本:「沖縄文学全集第1巻詩※」国書刊行会1991(平成3)年6月6日第1刷入力:坂本真一校正:良本典代…