青空文庫

「青き蜜柑」の感想

青き蜜柑

あおきみかん

初出:「蝋人形」1937(昭和12)年7月

書き出し

愁ひ来て丘にのぼりて酸の香る蜜柑もぐなり悲しみの青き蜜柑を栗林こえて見ゆるは背きにし君の町なるぞゆふぐれに深く沈みて掌にしみる青き蜜柑よそをかみて何を思はむ昔の日は皆空しきにああされど君も寂しとこの丘の青き蜜柑のその香りなぜか愛でたり自らの影をふみつつゆふぐれの丘を下りき掌に悲し青き蜜柑よ底本:「増補森川義信詩集」国文社1991(平成3)年1月10日初版発行初出:「蝋人形」1937(昭和12)年7

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