青空文庫

「春」の感想

はる

〔風船に〕

〔ふうせんに〕

初出:「ルナ 13集」1938(昭和13)年4月

書き出し

風船にひつぱられて小鳥は中空たかくのぼつていつた風船はくるめく日傘をまはしあたたかな銀の雨を降らした小鳥はむしやうにうれしくなり力いつぱいそのすずを鳴らしたそれにしても風船にのれない重たい心——ぼくは丘のクツサンの中でじたばたするあばらに生えた青麦の芽をむしりながら底本:「増補森川義信詩集」国文社1991(平成3)年1月10日初版発行初出:「ルナ13集」1938(昭和13)年4月※初出時の署名は「

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