青空文庫

「拡大されゆく国道前線」の感想

拡大されゆく国道前線

かくだいされゆくこくどうぜんせん

初出:「文学案内」1935(昭和10)年11月号

書き出し

(1)視野一面連る山脈の彼方に朝やけの赤い太陽——ペダルを力一杯地下足袋で踏んづけて工事場へ走る俺達爽涼たる朝霧の中に曲りくねった山峡の白い路杉と雑木と山の背の彼方に見えてはかくれかくれては現われる相棒の姿俺は呼びかける——おうい待てよう——ほーい山萩の垂れ下った曲路の向う側にあいつの自転車は消えてベルの音とこだまだけが深い谷間に残る——早う来んと歩が切れるぞう(2)石工は玄翁を打振り坑夫は断崖で

2016/05/15

YELLOWテントマンさんの感想

道路工事の人夫の視点でリアルに書かれている。こうして日本中に道路が張り巡らされて行き、国の発展に貢献した。 これからは、人口現社会となるため。新たに造るより、歩道整備など質の向上や保全が中心になってくる。いずれにしても、莫大な予算が必要となってしまう。

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