青空文庫

「断片」の感想

断片

だんぺん

初出:「無産詩人」1924(大正13)年7月創刊号

書き出し

ノスケ万歳!プロレタリアは武装を解かれた——ゲオルグ・グロッス——むくれあがった傷口から白い蛆虫は這い出した蠅は飛び出した小腸を喰べている風が吹く転がっている銃殺死体!ほんとうに射撃された心臓は歪んでいた兵隊の靴の音は飢えた群衆の中からピストル!奴らの銃剣は!切断された太陽の注ぐ光の下にひかりおれらの脳髄を心臓を指さしている掘立小屋から瘠せ細った手充血した瞳は考えているバラバラになったかれらの死骸

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