青空文庫

「アイヌ族の俚謡」の感想

アイヌ族の俚謡

アイヌぞくのりよう

初出:「北海道社会事業 第65号」1937(昭和12)年10月

書き出し

【小引】アイヌの俚謡等にて代表的なるものとの御註文である。代表的といふ語をそのものとして最も特色的であるとの意味に取るならば問題は少しばかり難しくなるが、ここでは極めて通俗的に解して、最もよく知られてゐる、或は最もありふれてゐるといふ——例へば白老や近文がアイヌ部落の代表とされてゐるやうな意味に見て、ウポポなるものを択ぶ。ウポポといふのは熊祭の際などに唄はれるものであつて、近文などでは立つて手拍子

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