青空文庫

「性に関するアイヌの習俗」の感想

性に関するアイヌの習俗

せいにかんするアイヌのしゅうぞく

初出:「北方研究 第一輯」1952(昭和27)年12月

書き出し

一前言従来、史家の多くは性の問題に関するかぎりことさらに触れようとしなかった。しかしながら、人間生活の土台は性と食との上に打立てられているのであるから、人類史研究の為には、先ずこの根本問題の解明が要請されるのである。本文はこの意味に於て、健全なる郷土史の研究を志す人々の為の資料として執筆されたものである。アイヌの物語りや日常会話の中には、性器や性交に関することどもがきわめて露骨にとり扱われているが

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