青空文庫

「あの世の入口」の感想

あの世の入口

あのよのいりぐち

――いわゆる地獄穴について――

――いわゆるじごくあなについて――

初出:「北方文化研究報告 第十一輯」1956(昭和31)年3月

書き出し

まえがきアイヌ語の地名を調べていると、海岸、または河岸の洞窟に、あの世へ行く道の入口だというものが意外に多い。それらの洞窟は、だいたい次のような名で呼ばれている。(一)アふンパ※ 〔Ahu'n-par〕(入る・口)。アふンパロ 〔Ahu'n-paro〕(入る・その口)。——胆振地方で。(二)アふンルパ※ 〔Ahu'n-ru-par〕(入る・道・口)。アふンルパロ 〔Ahu'n-ru-paro〕(入

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