青空文庫

「長詩」の感想

長詩

ちょうし

バイロン・ハイネ――獄中の一断想――

バイロン・ハイネ――ごくちゅうのいちだんそう――

初出:「詩人」1936(昭和11)年1月

槙村21

書き出し

その時僕は牢獄の中に坐ってゐた格子が僕と看守の腰のピストルとの間をへだてゝゐた看守はわざ/\低くつくりつけた窓からのぞきこむために朝々うやうやしく僕にお辞儀し僕はまだ脱獄してゐない証拠としてちびつけのブハーリンのような不精髯の間から朝々はったと看守をにらみつけたこれが僕らの挨拶だった朝になると、窓が右からかげって来た夜になると、窓が左からかげって来たそのたびにアスファルトのどす黒い影がぐるりと鉄格

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