青空文庫

「京都帝国大学(十四行詩)」の感想

京都帝国大学(十四行詩)

きょうとていこくだいがく(じゅうよんぎょうし)

槙村2

書き出し

十二の仮面のような頭蓋時計。肩を垂れ硬張った淫売婦のような白い建物。塀。涸れたレプラの血行路のように交叉する国道白い上っ張りと黒服とが朝から晩までこの中え出入りする彼等はもっとも丁寧に挨拶し、町並の看板のように生真面目であるそして彼等はドルメンの淫売窟えぞろ/″\入って行く傍の板壁には次の青札が懸っている——健康第一!彼等は出来るだけずぼらに臓腑のめん/\の仕切りえ腰掛け、それによっては時を誰がほ

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