青空文庫

「国産自動車と価格の問題」の感想

国産自動車と価格の問題

こくさんじどうしゃとかかくのもんだい

――自動車製造工業の一大難関――

――じどうしゃせいぞうこうぎょうのいちだいなんかん――

初出:「トヨダニュース 第六号」1936(昭和11)年8月25日

書き出し

國産自動車と價格の問題——自動車製造工業の一大難關——豊田喜一郎如何に良い自動車が出來ても、高價で經濟的に使用出來ぬものでは役にたゝぬ。自動車を使用するか使用しないかは結局値段の問題に落付くわけだ。果して日本ではどれ位の數量を作れば國産車として適當な値段で出來るであらうか。之は誰れもが知りたがる數字であるが、誰れも確答する事は出來ぬ。現在賣れる値段で賣らなくてはならぬ。賣れる値段とはどの位の値であ

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