青空文庫

「原子爆弾雑話」の感想

原子爆弾雑話

げんしばくだんざつわ

初出:「文藝春秋」1945(昭和20)年10月1日

書き出し

昭和十二年の七月、北支の蘆溝橋に起った一事件は、その後政府の不拡大方針にもかかわらず、目に見えない大きい歴史の力にひきずられて、漸次中支に波及して行った。そして、十月に上海が陥ち、日本軍が首都南京に迫るに到って、漸く世界動乱の萌しが見えて来た。丁度その頃、私は「弓と鉄砲」という短文を書いたことがある。切抜帖を開いてみると、それは十二年十一月の『東京朝日』に書いたものである。弓と鉄砲との戦争では鉄砲

2026/02/12

935f03cb0217さんの感想

中谷は東大で寺田寅彦に師事し、戦前戦後は北大で物理学の教授である。当時の日本の科学者の原子爆弾に対する理解がどの程度か、また当時の国立大学がどのように戦争に巻き込まれていったかが伺える。そして、中谷はやはり科学者、この他の随筆も何か浮世離れしているところがあるようで面白い。科学者の興味が正しい方向に向かわないととんんでもない結末を迎える。

2022/02/23

8702fcaf2228さんの感想

この人最高なんだよな全てが

2016/04/18

3827ddee843eさんの感想

国力とは何か。軍事力、経済力、その2つだけでは真の強国とは言えない。 国民の知的水準こそ最も重要である。 今、我が国をみるに、この知的水準の足らない輩のなんと多いことか。

2016/04/17

夏の霜さんの感想

昭和20年10月という時に世界核戦争をはじめとする予見しているのは科学者故か。 でも文末に語られているように、科学は人類に不幸をもたらすものでは無いと切に願いたい。

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