青空文庫

「I駅の一夜」の感想

I駅の一夜

アイえきのいちや

初出:「世界」1946(昭和21)年2月1日

書き出し

まだ戦争中の話である。三月十日の未明、本所深川を焼いたあの帝都空襲の余波を受けて、盛岡の一部にも火災が起きた。丁度その時刻には、私は何も知らずに、連絡船の中でぐっすり寝ていた。青森に着いても何事も知らされず、いつものように乗客は先を争って汽車に乗ろうとし、それを制止する駅員の声がとぎれとぎれに雑沓の中に響く、普段通りの連絡駅風景であった。雪が少しばかり降っていた。やっと座席がとれてほっとした。やれ

2022/03/02

8702fcaf2228さんの感想

真の偉大さを隠し持っている人同士の邂逅だな

2018/04/16

fe3c70ce7b93さんの感想

空襲直後の上に慣れない土地で、まだ寒さの残る3月。私だったら心細くてたまらないと思う。でも無事宿泊できて良い出会いもあった。読後は何とも言えない安心感を覚えました。

2017/10/18

168d706b166dさんの感想

簡単な言葉で書かれているので読みやすい作品。戦時中の話だけど重い話ではなく、ただその時代の日常って感じです。戦争の時の雰囲気もちゃんと出てますし、気軽に読める戦時の小さな物語。

2015/04/15

919ce499875eさんの感想

初めてこの作者の文章に触れました。科学者らしい むだな飾り気のない 爽やかな言葉で綴られていて とてもよみやすかった。 困窮した庶民の生活の中にも ささやかな将来への希望を 見つけた あたたかい気持ちになる作品だと思いました。

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